年忘れの会~2014望年会の巻 [日本酒]

さて、これを書いている現在、12月30日。今年も残るところあと1日である[あせあせ(飛び散る汗)][るんるん]今年の事は今年のうちに~[るんるん]てんで、愛好会の望年会(ぼうねんかいと読む)を開催の知らせが各会員に舞い込む。 忘年会~年を忘れるではなく、未来に望みをかける会・・・・まぁ~な~んてす・ば・ら・し・い~!  さらにさらに、会長が参加費用を持つという太っ腹な行動に出た。 「会長!だいじょうぶですか~!」

12月27日、会場はなじみの多賀城は鳥善。 お酒持込みOKという、ひいきのところである。 各人が720ml以上の酒を持ち込み、愛好会の原点に返り利き酒をするという連絡。 顧問には利き酒シートを作る旨の通達が来た。

繰り返し言うようだが、我が会は七ヶ浜町の講座、「日本のお酒講座」が母体で日本酒の背景、造りなどを勉強しつつ、地元宮城の食材の良さを見直そうというところが原点だ。 当時一ノ蔵の社員だった、浅沼氏を迎え5年間講座が開かれたのち、有志で勉強会を立ち上げ、「七ヶ浜一ノ蔵愛好会」と名称変更、さらに現在の「七ヶ浜日本酒愛好会」に至っている。

まずは基本となる一ノ蔵特別純米辛口が蛇の目を描いたプラカップの中に注がれた。 
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これを基準にして各人の持ってきた酒が4つの機軸のどの味わい・香りに分類されるのか利き酒シートの中に記録していく。
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・・・・が・・・・予想通り、利き酒どころではなく全部の酒が回るころには少なくとも筆者のシートには何も記録されないという不名誉な結果が残った[あせあせ(飛び散る汗)] (みなもそうじゃぁ・・・・ 先生、スミマセン[もうやだ~(悲しい顔)]

各瓶の写真は撮ったのでプロフと味覚えている範囲で報告。

一ノ蔵 特別純米辛口 精米歩合55% 日本酒度+1~+3 アル:15% おなじみの味だわ。目隠ししてもわかる(ほんとかいな?) これが基本。

以下会員持ち込み酒
蓬莱泉 特別純米酒 可。(べし) 麹米:夢山水 掛米:チヨニシキ 精米歩合:55% アル:15~16% (愛知 関谷醸造) 会員宅で1年以上寝かせたという一品。 始めは素直な味だったが、山廃のような味わいに変身。 天ぷらにあう味わい。
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純米吟醸 まんさくの花 秋田県産美山錦 酒こまち使用 精米歩合:50% アル:15%
(秋田 日の丸醸造)
瓶貯蔵で低温熟成させたほのかな香りと旨味とあるように秋田らしい旨味のあるお酒。 女性に好まれるかも。
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原酒 浦霞 本醸造酒 精米歩合:65% 日本酒度:-1~-2 酸度:1.5~1.7 アル:18~19% 浦霞の金ラベルでおなじみ。一切加水しない濃醇なお酒。 昔の浦霞らしいきりっとした男前の所と、飲みやすい所を併せ持ったお酒。
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阿部勘 純米吟醸 かすみ うすにごり生酒
麹米:山田錦 掛米:まなむすめ 精米歩合:55% アル:16% (塩竈市) 阿部勘さんの新しいお酒は袋吊りと機械搾りのブレンドというちょっと新しいタイプの面白いお酒。 薄濁りである。 最近の筆者のツボにはまる蔵だわ・・・ くどくもなく、普段使いにすいすい行けそう。
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純米吟醸 立山 (富山 立山酒造)
アル:15~16% 精米歩合:麹米55% 掛米:55% 使用米:山田錦 五百万石 日本酒度:+2~+3 酸度:1.4~1.5 酔~っと飲める(どれでもじゃないか!) きれいなお酒。 日本酒度の数字以上に甘さを感じた。
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一ノ蔵 特別純米生原酒 しぼりたて
ササニシキ使用 日本酒度:±0~+2 酸度:1.6~1.8 精米歩合:55% アル:18% この時期限定、一ノ蔵の中でも濃いお味! でも後味すっきり! 筆者が日本酒の世界を知ったばかりの時、「これ一番好き!」と惚れたお酒。
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宗政 純米吟醸 -15 (佐賀 宗政酒造)
精米歩合:山田錦55% 日本酒度:-15 酸度:1.4
超甘口の純米吟醸という珍しいお酒。名前が日本酒度そのまんまだし。(^^) 消してしつこくなく酸味と甘みのバランスがいい。初心者さんむき。
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萩の鶴 特別純米原酒 超速火入
精米歩合:トヨニシキ55% 日本酒度:+3 酸度:2.2 アル:17% おり下げをせずすぐに瓶詰め、瓶火入れをしたお酒。炭酸ガスがまだ残っている生に近い酒。甘くはなく、酸味がある。挑戦的な期間限定酒。
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純米吟醸 八海山 (新潟 八海醸造)
山田錦、美山錦、五百万石等使用 アル:15.5% 精米歩合:50% 日本酒度:+4 酸度:1.2
新潟の有名蔵のお酒。 吟醸酒が得意とあってきれいなのど越し。食材の味わいを邪魔しない食中酒。
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太平山 生酛純米 神月 (秋田 小玉醸造)
精米歩合:美山錦59% アル:15% 持参したS嬢、「ちょっと老香ているかも・・・」 ふふん~ 筆者の好みに合った味なので心置きなくお持ち帰りを頂くことにした。 白神山地の水を使ったというこだわりの逸品。
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ヌーベル月桂冠 特別本醸造 アル:15~16% (京都 月桂冠) へぇ~・・・お洒落なボトルだねえ・・・・ ナショナルブランドとして知らない人はいない日本酒。今回装いを新たにレトロ瓶で登場。軽やかな味わい。
特別本醸造なる名称は初めて聞いたけれどね。
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大吟醸 越後桜 (新潟 越後酒造)
精米歩合:山田錦50% 日本酒度:+2 酸度:1.3 アル:15.6% ワインのようだと言われて買ったという会員。 飲みやすい。このお酒は過去何度か会で登場している。
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特別編~ Tokaji Törköly pálinka (ハンガリー) トカイ・トーコリー・パリンカと読むそうだ。
案内の方が「ブドウの蔓から撮った汁で作った」と説明があったが、調べてみたら、ブドウの蔓ではなく、ワインの搾りかすから蒸留したお酒で食後に飲まれるそうだ。世界三大貴腐ワイン、高価なトカイワインを搾った後とあって香りが素晴らしい。 アル:40% ウォッカより飲みやすいね、と人気の的。 小さいショットグラスでストレートで頂く。 筆者がハンガリー旅行の折に買い求めたもの。 我が会は時に珍しいお酒が日本酒に限らず登場するので、今回のお酒は会員的にヒットだったらしい。
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料理もいろんな酒に合わせやすい用に海鮮を中心とした鳥善さんの創作料理。
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美味~。 
女子会員は食後のティラミスを2つも頂くなど役得の会であった[黒ハート]
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利き酒は楽しいお酒で結果発表には至らなかったが、いい酒・いい仲間で来年も楽しく日本酒で乾杯!と行きたい。 来年も一ノ蔵の新春初搾りに始まり、立春朝搾り、蔵巡り、花見(花なし)を行事は目白押し。
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愛好会のフェイスブックページもあり、ブログの更新がままならないが来年も何とか続けるように努力したい[exclamation](抱負)
ちなみにこちらが愛好会のフェイスブックページ。 アカウント持っている方は是非遊びに来てください。
https://www.facebook.com/pages/Ichinokura-Sake-Fun-Club/194101770608798 (一ノ蔵愛好会)

来年もよろしく~!!
文責:shimainko


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七ヶ浜日本酒愛好会総会~夏越しの宴会の巻 [日本酒]

またまた前回のブログより1か月も間を空けてしまい、平にご容赦を・・・・[あせあせ(飛び散る汗)]m(__)m 諸事情で日本酒は2,3ヵ月は口にしていなかったので、6月30日の「夏越の大祓い」という行事にかけて、暑気払いの宴を催そうと計画、それなら春開かれてなかった総会も一緒に、ということになった。

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こちら総会後の宴会。 総会は事業報告や会計報告もあり、レジメを各会員に確認して頂き・・・・などとてもまじめなものである。(・_・;)

このところ入会についての問い合わせを頂くので、会則をこの場でアップしようとしたが画像のみとなるので、興味のある方は七ヶ浜日本酒愛好会のメールアドレスまでご連絡ください。 ichinokuraaikoukai@gmail.com

さて、本日のお酒のラインナップ~
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今回も1人1本持込みとした。 ご協力いただいた、多賀城市の大吉亭さんに感謝![ぴかぴか(新しい)]

次々と運ばれてくる料理・・・・・
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本日のテーマは、大吉亭さんの「ホヤもそろそろ(シーズン)終わりだからね~」ということで別名海のパイナップル、ホヤとなった。 ホヤと言えば臭みのあるものと万人が思うが、採りたてのホヤは全然臭みがなくそれはそれは美味しいものだった~・・・・・ 食べ物の写真5枚目がそう。 店頭に置かれるのは少なくても3日経過したものだというから、なるほどうなずける。

それにイワガキのこの大きさ[exclamation]フライの写真のレモンの大きさと比べてもどんだけおっきいんだ~! というボリュームいっぱいのもの! ちなみに殻つきカキの焼き物はお店のおごり。 これもでかい!
他に、大吉亭さんと言えばもつ煮込み。これもやわらかくておいしい! 
刺身の盛り合わせなど「がぜうに」とこの近辺では呼ばれるウニが一人3つは平らげられるという量! アワビにつぶ貝マグロ、カツオ、ホタテ・・・どれだけボリュ~ミ~! 会員は我を忘れてしばらく食べ物をがっついた。

おっと、ここでお酒紹介。
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純米酒 天の戸 吟泉 浅舞酒造(秋田) 使用米:秋田県産酒造好適米 精米歩合:65% 日本酒度+2 アル:15.5% 酸度1.8
顧問持ち込みの1升瓶。 秋田のお酒らしく旨口の飲みやすいお酒。乾杯酒はこれ。

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君の井 手造り田中屋純米 君の井酒造(新潟) 使用米:越淡麗 精米歩合:65% アル:15.5% 妙高山の伏流水を仕込み水としたすっきりしたお酒。 と紹介文では書いてある。 何にでもあう、辛口のお酒。

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酒屋八兵衛 山廃純米無濾過生原酒 24BY 元坂酒造(三重) 使用米:米麹山田錦 掛米五百万石 精米歩合:60% 日本酒度+3 酸度:1.8 アル:17~18%  新聞紙の上からラベルが貼られた粋な包装。 購入した店ではさらに冷蔵庫で熟成させたという、こだわりのお酒。 旨味と酸味がマッチして、これだけでも酒が飲める、と会員の評。

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大吟醸 越後桜 越後桜酒造(新潟) 使用米:山田錦他、精米歩合:50% 日本酒度:+2 酸度:1.3 アル:15.5% (醸造アルコール使用) 今回唯一の大吟醸。 他のセレクトからも会員の「濃さ」がわかるだろう~ こちらは香りがふわっとたつ上品な味わいの酒。 一度、会の宴会で登場したお酒だね。 

宮城の酒は? という方へ。 ここから宮城のお酒登場。
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純米酒 乾坤一 大沼酒造(宮城) 使用米:ササニシキ 精米歩合:60% アル:15% 根強い人気を誇る県南のお酒。 ササニシキの風味がふんわり活きる定番のお酒。 2~3とつい杯を重ねたくなる。

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特別純米濃純旨口 勝山 縁 勝山酒造(宮城) 使用米:仙台1等ひとめぼれ 精米歩合:55% アル:15% 日本酒度:+1 酸度:1.7 なんと、吟醸酒と同じ「袋搾り」で作られた、濃いお味のお酒。 最近の勝山のお酒、こゆい~お味が好きな方にはおすすめ! 

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森泉 純米古酒 森民酒造店(宮城) 平成18年醸造 アル:15% 日本酒度:+1 酸度:1.6 とろ~りと琥珀色のお酒。旨口で知られる森民酒造店(岩出山の方)のお酒をタンクで長期熟成させ新しいお酒に生まれ変わった~! 紹興酒のような、でもしつこくないやさしい味わい。 燗がおすすめときいたなぁ・・・

そしておおとり~!
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一ノ蔵 特別純米生酒 ひゃっこい 精米歩合:55% アル:15% 日本酒度:+1~+3 ご存知、一ノ蔵の夏のお酒。 会にとってもおなじみのお酒。

当会は「七ヶ浜一ノ蔵愛好会」の名で結成されたように、会則にも「一ノ蔵ファンを増やすために一ノ蔵酒蔵との交流会開催」と活動内容にも記載されている。 前身の七ヶ浜町青少年勤労ホーム主催の「日本のお酒講座」で講師を務められた当時一ノ蔵の社員だった浅沼氏が縁で愛好会までに発展した当会である。 筆者も4年ほど町の講座で学んだ降り、たくさん(?)一ノ蔵のお酒を味わったので、他の日本酒の味を見るときも一ノ蔵を基準として判断するようになった。 
ひゃっこいはお米を削っている割にはお米の風味が立ってすっきりの中にも旨味を感じられるお酒である。 これは蔵元からクール便で直接お届け、とあるようにあまり目にすることは少ないだろうが是非、見つけたら味わって頂きたい一品である。

最後お酒持込みを快諾して海の幸満載のお料理をご用意いただいた、大吉亭さんに深く感謝したい。

そして、当ブログはこちらにお引越ししてから今回で100号を迎えた。 時々、ブログを続けるのがしんどい時もあったが、気まぐれな更新にお付き合いいただいた、皆様のおかげと感謝しきりである。m(__)m これから、定期的に更新できるかどうかは不明だが、出来るだけ日本酒と七ヶ浜の魅力を伝えていきたい。 おわり。

文責:shimainko

最後に登場したお酒の蔵元HPのリンクはこちら。

浅舞酒造
君の井酒造
元坂酒造
越後桜酒造
大沼酒造(HPないので、酒屋さんの紹介を検索してください)
勝山酒造
森民酒造店
一ノ蔵













 



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日本酒がっつりのよいお店♪@街道青葉、仙台の巻 [日本酒]

ある日 愛好会の酒友S嬢よりメールが入った。 「Kさんが忘年会(ひるぼう!)の無念の程を語りながら『立春前に皆さんといきたい店があるので訊いてみて』と言っていたので、夜少し飲むのはいかがでしょうか」[るんるん]

Kさんとは昨夏の冷やガーデンに初参加してくれた、一ノ蔵の社員さんである。 「ひるぼう!」にもご招待したのだが、都合により不参加。 何やらうっぷんがたまっているらしい。 

参加者がS嬢とK氏のみというさびしい新年会[小雨]となりそうだったので筆者にも誘いがあったらしい。 それではと、K氏、私共通の友人のA氏にも声をかけ、うっぷんばらしのお手伝いをしようと思った。 A氏も冷やガーデン、ひるぼう!にご参加いただいた、日本国中を飛び回るお酒と食に造詣の深い方である。

場所は仙台市中央通りの「街道青葉」。 店の名前を聞いて「あれ?」 ― そう、2年前S嬢とともに参加した、「女性のための日本酒セミナー」の第1回会場だ。 お店の外には日本酒好きなら思わず足を止める有名蔵元の瓶が飾られて(?)いる。

メニューに目移りするところだが早速注文。 いろんなお酒が飲めるのでこういうお店は大歓迎。 私は迷わず一杯目はこれ。 
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日輪田 蔵の華 山廃純米酒 精米60% 蔵の華100% アル:16% おなじみ萩野酒造さんのお酒。 昔はクセがあると思ったお酒も今は何とも言えない旨味があって、2杯目3杯目とお代りをしたくなるお酒だ。


S嬢チョイスはこのお酒。
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喜久酔 特別純米 青島酒造(株) アル:15~16%   日本酒度:+6.0 酸度:1.5
山田錦60%(麹)・日本晴60%(掛)  静岡酵母  静岡は藤枝市の酒蔵さん。



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男性2名はそれぞれ 綿屋 特別純米美山錦  長野県産美山錦100%使用 アル:15~16% 精米歩合:55%
日本酒度:+5 酸度:1.5 一昨年萩野酒造さんと共に蔵巡りでお世話になった蔵元さん。


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飛露喜 特別純米生詰 原料米:山田・五百万石 日本酒度:+3 酸度:1.6 精米歩合:50%・55% 
アル:16.8% 福島県会津のお酒。 あまりにも有名なのでよく名前を聞く。

それぞれ誰が何を注文したかは忘れてしまった。 何を飲んだか忘れてしまいがちなので、すかさず写真は撮る。

セミナーの時は特に印象は残らなかったが(すみません・・・・) お料理も地元の食材を使ったいい肴である。
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 K氏が「紹介したいお店がある」と言っていたが、はは~[わーい(嬉しい顔)]私とS嬢はすでに知っていたわ~。 
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酒器もなかなか凝ったものがあって粋なお店である。

蔵のスタッフさん交えての少人数の飲み会もいいもんだ。 あっという間に時間は過ぎ6時半の入店が閉店の11時過ぎまでいたことになる。 2次会にも行かないで一カ所で粘る粘る・・・(^_^;)

2杯目以降のお酒…私が飲んだのは結果的に県産酒ばかりとなった・・・

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特別純米酒 澤乃泉 精米歩合 60% アル: 15度以上 16度未満 日本酒度 +2.0 蔵の華使用
特別純米酒別撰 菱屋 アル:16度 日本酒度:+3.5 酸度:1.5 酵母:9号系(辻村杜氏の秘伝の酵母使用)
原料米:岩手県産吟ぎんが、青森県産華吹雪、福井県産五百万石 精米歩合:55%


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伯楽星 純米吟醸 おりがらみ 本生 25BY
宮城県産蔵の華使用 精米歩合55% 日本酒度:+4 酸度:1.7 アル:16.3% 「食中酒」のイメージが強い伯楽星だが、おりがらみは味があって濃い感じ。 おいし!


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酒屋八兵衛×熊野みかん ORANGE BEAR オレンジベアー 柑橘果汁・清酒・醸造アルコール・酸味料
アル:7% 温州ミカンと日本酒のコラボ! めずらし~。 日本版スクリュードライバーか!と思ったらやっぱりミカン。


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山間(やんま) お店からのおすすめを提供される。 新潟の新潟第一酒造というところで醸しているお酒。 越の白鳥というお酒がメインだが、この山間(やんま)の情報はあまりない。 作り手が納得いくお酒だけに「山間」と云う名を冠しているそうで、なんかすごいわ・・・・ 


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宮寒梅 純米吟醸45% 美山錦100% 精米歩合45% アル:16.0度以上17.0度未満
S嬢お気に入りの宮寒梅。 旨味があっていいわぁ・・・

K氏、A氏もそれぞれ他にお酒を注文したが何を飲んでいたのかは記憶にない。 K氏は一ノ蔵を途中で注文していた(と思う)。

話も弾んで楽しかった飲み会。[かわいい] K氏もひるぼう!のリベンジを果たせたようで、よかった、よかった。[わーい(嬉しい顔)]

その夜、翌日と不思議とお酒が残らなかったので、うまく和らぎ水&ビタミン摂取で体をケアしたからであろう、と思っている。 皆さんも「楽しく」飲むべし。[手(グー)]

最後にサイトのあるところのアドレスを載せたので、参照される方は各名前をクリックされたし。
日輪田(萩野酒造)
澤乃泉
山間
宮寒梅(寒梅酒造)

文責:shimainko


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ひるぼう! 七ヶ浜の昼忘年会の巻 [日本酒]

平成25年も押し詰まった月の最後の土曜日、我が愛好会の特別企画「ひるぼう! 七ヶ浜の昼忘年会」が多賀城市の鳥善で行われた。 名前の由来はそのまんまである。 昼から酒を飲めるこの優雅さよ~(和歌風)[ー(長音記号1)]

今回も広く会員のみならず一般にも門戸を広げて日本酒好きなもの同士大いに盛り上がろうという目論みである。
参加人数12名。 これを多いとみるか少ないとみるか・・・・ いずれにせよ恒例により一人500ml以上のお酒を持参すること、が条件だったのでいろいろな酒を楽しむことができ、参加者の表情を見てこれは成功だね![わーい(嬉しい顔)]と手ごたえを感じた。

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会場の鳥善。 震災前は大きな水車が目印だった。 今は酒蔵をほうふつさせる酒林が客を出迎える。

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始めに写真撮影。 もちろんお酒が主人公。 


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そして参加の呑兵衛たちの記念shot!


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お料理は七ヶ浜らしく「浜セット」を予約。 ボリュームたっぷりで写真の後もカキの炊き込みご飯やお吸い物、デザートなどがわんさかと続く。

今回会の顧問、浅沼先生は喪中のため会を欠席、かわりに「秘蔵」の酒を提供してくれた。

小さな紙コップを用意し酒瓶とカップに番号を振り、なにを飲んだか確認する・・・がしかし! 13種類も覚えてられないわぁ…

プロフを先に書くか~。 
 
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極寒純米 加賀鳶(福光屋) 純米生原酒 全量契約栽培米使用 アル:18% 精米歩合65% 日本酒度:+7 酸度:2.3  顧問、浅沼先生の提供酒。 さすが秘蔵、というだけのことはある! 


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大吟醸 越後桜(越後桜酒造)アル:15.6% 米:山田錦他 精米歩合:50% 日本酒度+2.0
香り華やか~


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大吟醸 天の童(出羽桜酒造) 麹米:山田錦 掛米:美山錦 精米歩合:45% 酵母:小川 アル:15.7% 日本酒度:+6.0 酸度:1.2 天童の出羽桜酒造だから「てんのわらべ」とはにくい!


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おもてなし 大吟醸(秋田県醗酵工業) 米:秋田酒こまち100%使用 アル:15% 日本酒度:+4.0 酸度:1.0 アミノ酸:0.8 今話題のお・も・て・な・しにふさわしいということで持ち込まれた事務局長の酒。


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阿部勘kaeru@ sweet 貴醸酒 日本酒度:-29 アル:14% 酸度:1.8
以前ブログでも紹介した阿部勘らしくない、ニュータイプの貴醸酒。


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三井の寿 純米吟醸 大分三井(井上合名会社) 米:大分三井100%使用 精米歩合:60% 日本酒度:-2.5 アル:15% 酸度:1.7 こだわりの酒造好適米を使った九州のお酒



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雪の茅舎 山廃純米(齋彌酒造)
米:山田錦 あきたこまち 精米歩合:65% 日本酒度:+1.0 アル:16~17% 酸度:1.8
根強い人気の秋田の雪の茅舎。 山廃の旨味が心地よい。


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雪の茅舎 純米吟醸 (無濾過生原酒)(齋彌酒造)
米:山田錦 あきたこまち 精米歩合:55% 日本酒度:+1.0 アル:16% 酸度:1.7
無濾過の生原酒、今年の新酒は美味い!



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銀鱗 純米吟醸 竜乃涙(那波商店)
アル:16.5% 精米歩合:55% 日本酒度:+1
持ってきた本人がジャケ買いと言ったが、なかなかどうして! 秋田らしい旨口の生産本数の少ない希少な酒。



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純米吟醸 あさ開 寒造り
アル:15~16% 精米歩合:55% 日本酒度:+1.0
去年、蔵めぐりでお邪魔したあさ開のお酒。 すっきりしてて食べながら飲むと味わいの変わる食中酒。



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仙禽 ドルチェ・アロマ(せんきん)
栃木県さくら市酒造好適米使用 精米歩合:50% アル:13%
異色を放つこのお酒! 味覚はワイン。 なぜなら酵母はワイン酵母。 しかし後味は日本酒。 サブタイトルに「花は咲く」 売り上げの一部が震災の義援金となる。


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阿部勘 純米吟醸発泡にごり酒
精米歩合:55% アル:17% これについては後で記載。 なにしろ開封に注意を要する酒だから。


十六代九郎右衛門 山廃純米原酒(湯川酒造) 長野県産しらかば錦使用 精米歩合:60% 
おや? 最後のお酒の写真がない、そうただの撮り忘れである。 すまん!H氏。 常温とぬる燗の2タイプを試してみた。 後味がほのかに甘くしかしすっきりと感じられていい~!! しかも山廃だし。

参加者のお酒紹介の後、筆者が用意した阿部勘の純米吟醸を開けた。 これは店主から「爆弾酒」の名称を頂いたある意味危険な酒。 生酒なので瓶の中の折が約半分。 振ってはいけない! ばくはつするぞ~!てな具合で、バケツを持参した。 注意書きの通り少しづつ栓をゆるめたら…ごらんのとおり~! 1/4はバケツの中である。 
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さて、各人気に入った酒のベスト3を選ぼう、ということになったが集めた本人が早く帰宅してしまい、「ベスト3はどうなったのだ~!」と残ったものは困惑した。(^_^;) 

ともあれ、昼間から酒を飲むという会ならではの「ひるぼう!」は3時間後に閉会。 皆三々五々に帰宅。

さて 今年も元旦に始まりいろんなお酒を楽しむことができた。 ブログで紹介したのは筆者の飲んだ酒だから、会員が各々飲んだ酒にするといったいどのぐらいじゃ~?? 

このようなお気楽なブログを読んで下さった皆様に深く感謝するとともに、来年も美酒との出会いを求めて今年最後のご挨拶とさせていただきます。 また、写真を提供してくださったA氏にも感謝申し上げます。m(__)m

皆様、良いお年を~ [ぴかぴか(新しい)][グッド(上向き矢印)][グッド(上向き矢印)]

文責:shimainko

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こんなお酒を飲んだ~橘屋特別純米酒 雄町&純米吟醸酒天上夢幻濁酒の巻 [日本酒]

すっかり日々の忙しさにかまけてブログの更新が滞ってしまい申し訳ないッ!m(__)m 実は日本酒を飲む機会も少なくなりこのお酒も半月前に買ったお酒のこと。

自分だけのおいしいお酒が飲みたいわ~[たらーっ(汗)] と仕事帰りの11月初め、車を東塩釜方面に走らせた。

疲れた時には思いっきり自分を甘やかす趣味に走った酒を選びたいものである。 ということで冷蔵ケースの「雄町」の文字にくぎ付け。 これ高いんじゃない~? しかし、特別純米酒ゆえか誠にリーズナブル[るんるん]

醸しているところは美里町の「黄金澤」で有名な川敬商店さん。 「橘屋」はこのところ見かけるようになった。 私事だが、雄町は好きな酒造好適米なのでイベントの時などはこれを使ったお酒はつい手に取ってしまう。

ものの本によれば、現存する日本最古の酒造好適米だそうで、かの有名な山田錦の親として有名である。 お酒を飲んだ後に酸味が感じられるのだとか。 

さて、この橘屋の特純雄町。 自分でこっそり楽しむつもりが、帰宅して父の1升瓶980円の酒を見ていたら、上等なお酒を飲ませたくなった。 たとえレンジでチンして飲まれようがたまの親孝行も良かろう。(^_^;) 

一口試飲したら、残り香が山廃のような後味、そして上品な酸味[ぴかぴか(新しい)] おおぉ~やはり私の目に狂いはなかったわい! 裏ラベルには「山廃酵母」やはりそうか。

余談だが、購入した相原酒店さんの若旦那と、30分余りの酒談義となった。ガラスケースを怪しい者のように覗き込む筆者にいろいろ造りの事から蔵元さんの事まで話してくれて、まぁ~止まらないんだわ。 酒好きには嬉しいことである。[わーい(嬉しい顔)]

何を買おうか、1本では収まらずもう一つはデカンタ瓶に入った珍しい純米吟醸の濁り酒。 天上夢幻は加美町の中勇酒造店さんの看板酒である。 火入れしてあるがプチプチしたガスが感じられこれがウマ~い!! トロ~りとした舌触りだがしつこくない。 父が橘屋を2日で空けたのに対して、ゆっくりと味わっている。[るんるん]

写真は橘屋をブリ大根と、天上夢幻を宮城産真ガレイの煮つけをアテにして飲んだときのもの。 いや~極上の酒とうまい魚。 幸せこの上ないわ[ー(長音記号1)]
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さて 現在愛好会の忘年会の計画立案中。 今年の〆にこれは外せない、ぜったい実行するぞ! 心に誓う筆者であった。

最後にお酒のプロフ: 橘屋 特別純米酒 雄町: 使用米 備前雄町100% 精米歩合:60% 日本酒度:±0 山廃系酵母使用 アル:15~16%

純米吟醸酒天上夢幻濁酒 デカンタ瓶: 県産米宮城マイ酵母使用 精米歩合55% 日本酒度-10 酸度1.8 アル:15% 

天上夢幻の中勇酒造店さんはHPがあるので、お酒についての情報はコチラも参照されたし。(下記をクリック)
中勇酒造店

文責:shimainko
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こんなお酒を飲んだ~阿部勘KAERU@Sweet + 港町ならではのおかず♪の巻 [日本酒]

このところめっきり寒くなった[水瓶座] このブログを書いている日は日本中が台風26号の恐怖におびえて軒並み交通機関がマヒしていた。[台風] 被害にあわれた皆様にお見舞い申し上げます。 空気も台風を境にひんやり…(>_<)

勤務帰りにおいしいお酒が飲みたくなった。 台風も過ぎ去り、塩竈の町は夕方しんと静まり返っていた。 水曜日定休の店も多い中、なじみの酒屋のひとつ、「門脇酒店」さんにふらふら・・・[次項有] 

気になるお酒がいくつか冷蔵ケースの中にある中、「げろげ~ろ」と筆者を呼ぶ視線の先にあるものは・・・ 阿部勘のカエル! シックなラベルカラーが墨絵風のカエルを際立たせている。 「古池や蛙飛び込む水の音」 そう、今まさに水溜りに飛び込もうとするカエルである。[あせあせ(飛び散る汗)]

レジのご主人は「おすすめ」と太鼓判を押した。 「極甘なんだけど、(アルコールを)14度まで上げてあるので、すっきりした味です」 そ~か~! カエルの事は別記事で貴醸酒(きじょうしゅ)である、と知っていた。 筆者、貴醸酒はこれまで一ノ蔵のAgain(あがいん)、旭興の百を飲んだことがある。 どれも味わい深い。 阿部勘の味わいはどうだろうか?

ここで、貴醸酒について・・・ 海外のお客様を招いて日本酒で乾杯するために国税庁醸造試験所で佐藤博士らによって1973年に開発されたお酒とのこと。 割と歴史は新しい。 「貴」という字からワインなら高級酒の貴腐ブドウを連想させる。 命名されたのも、高級酒のイメージでつけられたらしい。 
製造方法について普通の清酒は初添え、仲添え、留添えという「三段仕込み」で醸されるが、貴醸酒は留添え時に使う仕込み水の代わりに清酒を使う。 酒で醸すため酵母のアルコール発酵がゆっくり進み、濃厚なとろりとした味わいの酒に仕上がるという。 貴腐ワインの甘みと貴醸酒の甘み成分はどちらもグリセリンとのこと。 共通点も多い。 バンザイ!日本酒。

実は筆者久々の日本酒。 待ちに待った開栓! あ~心地よい甘さ~[黒ハート] しかししつこくなく後味が軽い。 これはまた自分の中での銘酒!となるであろう。 


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肴は生食用ベビーホタテをにんにく・エキストラバージンオリーブオイル、スパイス、ハーブと共にこのKAERUでフランベ!(はしなかった。危険なので) 港町・塩竃の地で醸した日本酒界のニューウェーブ!そんな言葉が脳裏をかすめた。

さて、同じ日。 筆者宅では海の幸の御馳走が一品、夕飯後に作られていた。 
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わかめの茎。 皆さんは食したことがあるだろうか。 海沿いの町の小さな魚屋などでよく見かける茎。 安価で生姜醤油で煮つけるとこれが美味い! ご飯のお供やもちろん日本酒にも合う合う よし、明日はKAERUと一緒に食べてみよう ちなみにわかめの本場、牡鹿半島産である。 塩竈の市場や七ヶ浜周辺の魚屋などでも売られている。

そして、七ヶ浜の秋~初冬に向かって自慢したいグルメ、ぼっけ汁を紹介したい。 ぼっけとは「ケムシカジカ」といい、見た目はオコゼのようでグロテスクだが、身が淡泊、卵が濃厚な味わいで我が町に来町されたならぜひ味わって頂きたい一品である。 
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写真は先週、筆者宅で今季初のボッケ汁を調理したときのもの。 卵のプチプチ感がお酒を呼ぶ。 七ヶ浜のボッケと収穫祭は11月10日午前9時より七ヶ浜町役場で開催される。 試食は2000食限定なので食べてみたいという方は是非来町されたし。

最後に阿部勘KAERUのプロフ
阿部勘 KAERU@Sweet (カエル スィート) 使用米・精米歩合(非公開) アル:14% 日本酒度:-29 酸度:1.8 

文責:shimainko
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仙台・お酒のBIG イベント~純米酒BARと仙台日本酒フェスト [日本酒]

暑い暑いと騒いでいた日々も、さすがに9月の声を聞くと風が涼しい。 各蔵が「ひやおろし」を続々と出荷している中、宮城の日本酒ファンの心をくすぐるイベントに出かけてきた。

~純米酒BAR~
仙台の恒例の秋のイベント、「定禅寺ストリートジャズフェスティバル」開催中、錦町公園会場に開店! 開催2日目はあいにくの雨・・・・[雨]しかしながら熱き日本酒ファンは開店を今か今かと待ちわびすでに行列。
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恒例の先着50名までに好きなお酒を3つまで選べる「利き酒セット」が一つおまけの4種のお酒という、うれしい計らい![黒ハート][黒ハート]

同行の酒友らとお互いに試飲すべく、なるべくかぶらないようにチョイス。 
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筆者の選んだお酒は・・・
1.阿部勘 純米吟醸 山田錦  2.澤乃泉 純米大吟醸 つや姫  3.浦霞 純米蔵の華芳香純米辛口 4.天上夢幻 蔵の華 純米吟醸    いや~幸せです!  昼日中からこんな贅沢なお酒を頂けるとは! 雨もひどくなって服がぬれてもなんのその!楽しい酒仲間とワイのワイの言いながら自然に顔がほころぶというもの。 

お酒のプロフは詳しくはわからぬが、個人的にはこの中では浦霞が飲みやすい。 というのも、他の3種は精米歩合の高い純米吟醸以上。 さらっとして飲みやすいがコメの味をぐいぐい押してくるのはこの芳香純米だ。 腹ごしらえのカレーパンと酒。 何ともミスマッチだが[あせあせ(飛び散る汗)]揚げ物に合うことを発見してしまった。 各蔵から飛び入りで蔵人さんによるお酒の紹介があるが、筆者がいた時間帯には浦霞さんが登場。 芳香純米は塩竈市、多賀城市、七ヶ浜町中心に販売しているという、通なお酒だ。 

~仙台日本酒フェスト~
我々、酒友「いつもの面々」は純米酒バーから至近距離で行われているもう一つイベント、「仙台日本酒フェスト」に向かった。第1部正午スタートの会は遠くから来る客にはうれしい時間帯だ。

昨年から開催の東仙台の「酒のかわしま」さん主催のイベントには、大勢の日本酒ファンが訪れる。 昨年全部回りきれなかったが、果たして今年はどうか…!

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今年は、去年飲めなかった蔵をできればまわりたいものである。 手始めは秋田県齋彌酒造店の「雪の茅舎」ここの秘伝山廃純米吟醸は、先週東京ビッグサイトで行われた「日本全国美酒鑑評会」の来場者による投票で見事2位を獲得した。 そのお酒が目の前にあったので、迷わず突進。  口に含みそのフレッシュさにびっくり[exclamation] 飲んだ後に「山廃」とわかる、なんと格調の高い。 程よい酸味も私好みだぁ[ー(長音記号1)]

お次は長野県仙醸の「こんな夜に…」素敵な名前だ~。 ラベルもおしゃれ! 5種類出品の中から酸が最も高い「満月」純米大吟醸生を選ぶ。 ん~さすが! 特別のお祝いごとに飲みたくなるお酒だ。

福島県白井酒造店の「風が吹く」 ここは山廃を主に作っている蔵。「純米吟醸生しずく採り」なんて名前からして美味しそうである。 

・・・ここで、山廃ばかり飲んでしまってはいかん、と思ったが飲みたいものを求めて足は自然と隣の「花陽浴」へ。 埼玉県の南陽醸造。 去年飲んで、ファンになってしまったお酒。 ラベルも、赤、ピンクと乙女心満載! 「雄町」の文字を見てこれは外せない、と思い結局2種類も飲むことになった。 びっくりしたのは赤いラベルの山田錦 純米吟醸 ひやおろし。 舌にねっとりとからみつくようなとろっとした味わいのお酒。 なに~これ~!! おいしすぎる!!「袋吊瓶囲雫酒」と瓶に書いてありなるほど。 袋からたら~りたらりとお酒が滴り落ちるのが見えるようである。 これ、つまみいらないわ~。 しかしながら、つまみもないと胃が大変なことになる。 蔵提供の仕込み水と、各所に用意してあるおつまみをちょっとずつつまみながら自分のペースで飲む。 

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静岡の佐野製麺さんから、海鮮イカスミ焼きそば試食。 あ~もっと食べたいんだけど(;O;)

我が酒友、愛好会のS嬢・I氏・H氏、日本酒講座OBのO嬢からなる、「いつもの面々」もお気に入りの酒と求めて単独行動をとり始めた。 再び合流したのは去年蔵見学でお世話になった、宮城県 萩野酒造さんのブース前。 ここで、一言ごあいさつ。(^_^)/ 去年愛好会一同を驚愕させた、あの大吟醸斗瓶取りもしっかり鎮座していた。  今年はワインのような乙女なルックスのお酒(それでも純米大吟醸生!)も登場。 澱がかっていてプチプチとしたガスが心地よいわ~。

やっぱり、今年も全部回れなかった。[あせあせ(飛び散る汗)] 日本酒はし好品。 体に良い量まででやめておくのが賢明、と後ろ髪をひかれる思いで2時間半、十分に堪能した。 最期はやっぱり、雄町を使ったお酒で締めた。 
三重県は元坂酒造の「酒屋 八兵衛」 雄町山廃純米。 私らしい締めではないか。

最後に素晴らしい、お酒イベントを主催して頂いた「宮城純米酒サポーターズ倶楽部」さん、「酒のかわしま」さんにありがとうの気持ちを送りたい。
筆者が飲んだお酒の写真とプロフは以下に記載した。
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左から、雪の茅舎 秘伝山廃純米吟醸 米:山田錦・秋田酒こまち 精米歩合:45% 日本酒度±0 酸度1.8
こんな夜に・・・・(長野) 「満月」純米大吟醸生 米:ひとごこち 精米歩合:40% 日本酒度:-4 酸度2.3
風が吹く (福島) 山廃純米吟醸生しずく採り 米:五百万石 精米歩合:50% 日本酒度:+1 酸度:1.7
花陽浴 (埼玉) 「雄町」純米吟醸 米:雄町 精米歩合:55%
花陽浴 純米吟醸 ひやおろし 米:山田錦 精米歩合:55% 袋吊瓶囲雫酒
越前岬 「6号」 純米生原酒 (福井) 米:五百万石 精米歩合:60% 日本酒度:+3 酸度1.8


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左から、各蔵による仕込み水。
萩の鶴 「試験醸造酒」 純米大吟醸 生原酒 米:五百万石 精米歩合:50% 日本酒度:-15 酸度:3.0
萩の鶴 大吟醸斗瓶取り (宮城) 米:山田錦 精米歩合:40% 日本酒度+3 酸度:1.2
達磨正宗 (岐阜) 純米ひやおろし 米:雄山錦・日本晴 精米歩合:75% 日本酒度:-20 酸度:2.8
「巳年限定ブレンド」 米:日本晴 精米歩合:70% 日本酒度:-4 酸度:2.0
*古酒で有名な蔵。紹興酒のような味わいがいい。


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左から、旭興 (栃木) 「百」 貴醸酒 米:ひとごこち 精米歩合:60% 日本酒度:-87 酸度:4.2
*まるで焼酎のようなルックスだが、極甘の「貴醸酒」。ぜんぜんしつこくない。
七本鎗 (滋賀) 「渡船」純米大吟醸 米:渡船 精米歩合:50% 日本酒度:+5 酸度:1.7
*渡船はいやでは珍しい、歴史の古い酒米だそうである。
黄金澤 (宮城) eternal gold 山廃純米 米:ひとめぼれ 精米歩合:60% 日本酒度:+1 酸度:1.5
*主催者、酒のかわしまさんの限定ブランド、エターナルシリーズ。
鯨波 (岐阜) 純米吟醸ひやおろし 米:ひだほまれ 精米歩合:50% 日本酒度:±0 酸度:1.6
酒屋八兵衛 (三重) 「雄町」山廃純米 米:雄町 精米歩合:50% 日本酒度:+2 酸度:1.6

今回も長い文章にお付き合いいただき、ありがとうございます。m(__)m
文責:shimainko
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酷暑をぶっとばせ! 特別企画冷やガーデン2013  [日本酒]

8月も終わりに近い25日。 ここしばらく日本酒を飲んでない筆者・愛好会S嬢も待ちに待った冷やガーデン! 我々はあまりにも「長く」日本酒から離れすぎて肝臓がきっとぷりぷりにきれいになっていたであろう(^_^;)

今回、筆者が幹事をかってでて一般にも参加枠を広げたら、18人[exclamation] こぢんまりの会場、七ヶ浜の民宿とと屋が手狭に感じるほどのにぎやかさである。

当日は天気に恵まれ[晴れ]途中、雷雨にも見舞われたがアウトドアにはもってこいのロケーションである。[リゾート] 崖の上から見下ろすこの絶景・・・・
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2011年の津波で犠牲になった人々への黙祷から会は始まった。

七ヶ浜ならではの海の幸がずら~っと並ぶこの豪華さ!
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会員提供の塩竈産本マグロの心臓も炭火焼の塩コショウで余分な臭みが抜けなんと酒と合うことよのぅ・・・・

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仙台名物定義山の三角油揚げも会員提供。 さっとあぶってうまうま・・・

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良き仲間、良きお酒でますます「おらだぢさげすぎだっちゃ~!」(訳:私達お酒が好きよね~) のココロで記念撮影。

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1人1本のお酒を持参すること、の条件で集まったり、のお酒。 すごっ! スミマセン! お酒が多すぎてプロフィールは紹介できません。 失礼しま~す。[あせあせ(飛び散る汗)] でも、今回は珍しい県外のお酒も堪能できてあ~しゃわせ~。[黒ハート] (青森、静岡、岐阜、愛知、福島、福岡・・・)いや~お酒で日本1周出来そうだわ。   これで、残ったのが3/4という量。いや~、飲んだ飲んだ。[わーい(嬉しい顔)]

最後に、遠くから参加された皆様に深く御礼申し上げまするm(__)m また、写真を快く提供してくださった、参加者のA氏にも感謝。 今回広報担当なのに写真を撮るのがおろそかになってしまった筆者である。[あせあせ(飛び散る汗)]
青い海、青い空。 自然がいっぱいの七ヶ浜の海の幸であんだも飲んだらいっちゃ~ (あなたも飲んだらいいですよ~)

文責:shimainko
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ささのはさらさら 七夕酒+塩竈祭りの季節への巻 [日本酒]

♪さ~さ~の~は~さ~らさら~♪ 突然歌で始まり失礼。 何ともメルヘンチックな名前を持つこのお酒、先日予約した浦霞の「厳選初呑み切り酒」のことを調べていたらこの名前にたどり着いた。

「ささのはさらさら 七夕酒」は日本名門酒会主催で蔵元の一大行事として行われる「初呑み切り」を七夕限定酒として、日本名門酒会加盟の店でしか買うことができない酒である。

さて、では「呑み切り」とは?  タンクで貯蔵したお酒を抜き取り、品質チェックを行う行事である。 タンクの呑み口を切る(開く)ことからこう呼ばれた。 その年初めての「呑み切り」は5月末から6月に行われここでの評価がその後出荷するお酒に大いに影響するという、蔵にとっては気をつかう行事である。 酒のプロたちによって七夕頃に程よく熟して美味しくなるお酒のタンクを厳選した一品。 本当に超限定品だ~! 今年浦霞は「初呑み切り」に初参加。
(以上、日本名門酒会サイトから抜粋した情報をまとめたもの。詳しくはブログ最後の名前をクリックされたし。)
値段も1575円というとてもリーズナブルなものである。 このお酒の存在は愛好会で毎年一ノ蔵の立春初搾りで大変お世話になっている、塩竈市の佐精さんから知らされた。 塩竈でただ一つの日本名門酒会加盟店である。

「蔵元で一番旨い酒を選んで参ります!」(初呑み切り」チラシより) いや~! 選んでもらおうじゃありませんか!![わーい(嬉しい顔)]

発売解禁の7月4日、仕事帰りの遅い時間にもかかわらず予約した日よりも前に取りに行ってしまった。塩竈の繁華街、尾島町の中にあるお店の前をお化粧をきれいに施したおねえさんがさっそうと歩いていた。[ぴかぴか(新しい)] 

翌日開封~。 浦霞らしい上品な香り。 日本酒度は結構高いから超辛口と思いきや、飲みやすさにびっくり[exclamation]
当日は七ヶ浜産アサリの味噌汁、たこの刺身、野菜炒めと一緒に楽しんだ。 
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魚貝と一緒だと旨味が感じられて美味しい! 野菜炒めを食べると辛い。 やはり+8の成せる味だ。(宮城酒造好適米蔵の華使用 精米歩合65% 日本酒度+8 アル17.5% 酸度1.7)

その週は塩釜港で本マグロの初水揚げがあった。 知り合いから仲卸で魚屋をしている方からお裾分け。 ―本マグロのほし(心臓)。 初めはその余りにもグロテスクな恰好に思わず身を引いた。[がく~(落胆した顔)] (ごめんなさい、マグロさん) さ~どうやって頂こう… レシピをいろいろ調べ、まずはスライスして血抜きをすることにした。 漬け汁は浦霞初呑み切り酒、醤油、しょうが汁を同量。 みりん、砂糖少々に30分漬けこんだ。 あとはグリルで焼くだけ。 生姜・酒の効果か全く臭みがない。 見た目はレバーのようなのだが、レバーより食べやすい(と思う。 レバーは食べないのでわからん) 心臓によさそうだなこれは!
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心臓を漬け込んでる間、塩竈の本町にある、御釜神社に行ってみた。 当日は藻塩焼き神事の最終日。 藻塩焼き神事は鹽竃神社の末社であり、例祭に先立って古来の方法にのっとって3日かけて行われる神事であり、宮城県の無形民俗文化財に指定されている。 藻塩造りに使われる海草のホンダワラは七ヶ浜の花渕浜沖で採取されるので、七ヶ浜と神社の深いつながりが見て取れる。 (毎年御座船が来てるしね[るんるん]
最終日のこの日は報道陣も詰めかけ、神事をおごそかに見守っていた。
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塩竈は来週みなと祭という一大イベントにむけて着々と準備中である。 7月からお盆前までは東北は祭り一色に染まる。 皆さんもぜひ短い夏の東北を満喫してもらいたい。

最後にささのはさらさら七夕酒についての情報、塩竈の藻塩神事についての情報は下記の名前をクリックされたし。
日本名門酒会
志波彦神社・鹽竃神社

文責:shimainko
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しおがまという名のお酒 [日本酒]

塩竈のお酒と言えば、「浦霞」「阿部勘」という名が出るのが普通。 「麹屋酒造」という蔵?を聞いたことがあるだろうか。

時々、その名も「しおがま」という酒をそこで造っているという話を聞き、とても興味があった。 しかしどこで入手できるのか謎の酒と言っても過言ではない。

先日、本町商店街の熊久商店さんで偶然見かけた。 その時は別の目的があり、購入しなかったのを悔やんでいたが仕事が早く終わり、車を本町に走らせた。[車(セダン)]

冷蔵ケースの中にワンカップに入った「しおがま」発見。 白い紙に「しおがま」と黒文字。 そっけなさがますます気になる[exclamation] 店のご主人が「それ飲んだことない?」と訊くので「初めて見た」と答えた。 麹屋酒造店の正体を聞いたが、以前酒を醸していたらしいが現在は名前だけを残し、新澤さんに委託醸造しているという。 新澤さんといえば「究極の食中酒」と名高い「伯楽星」を醸している蔵である。
このお酒も伯楽星のようにすっきりと水のような酒なのであろうか。 隣の棚には黒いラベルの300mlボトルがあった。 「ワンカップの方は普通の本醸造。 こっちは生貯」とのこと。 黒いラベルに塩竈桜がアクセント。 なかなかかっこいいデザインだ[わーい(嬉しい顔)]

生貯とは生貯蔵酒のことで、火入れ(加熱殺菌)しないで貯蔵し、瓶詰(出荷)の前に一度火入れをしたお酒である。 普通の製造工程は2回の火入れを行うため、生貯は風味を損ねることなく落ち着いた味になるというわけ。 

生酒は全く火入れをしない日本酒。 フレッシュな風味がウリ。 前回の記事の一ノ蔵の生酒「ひゃっこい」は生酒。 生詰めという酒もあるがこちらはお酒を搾った直後に火入れをし、ビン詰めの際は火入れを行わない。 ひやおろしが代表的なもの。 あ~ややこしい![あせあせ(飛び散る汗)]

キンキンに冷えたしおがまをその日の夕飯にさっそく開栓。 おかずは甘辛くにつけた赤魚の煮物。我が家の定番である。 まずはお酒だけ味見。 かなりすっきり辛い! 魚と一緒に味わうと、これが不思議と酒の甘みが感じられた。 ん~さすが究極の食中酒、伯楽星の蔵ならでは。 食材の良さを引き出してくれる。
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癖がないからこそいろんな食材とあう。 梅シロドリンクを作って、ひゃっこいで作ったものと比べてみた。 生貯と生酒の違いはあるが、しおがまの方はピリッとして梅酒のようである。 (酒が入っているから当たり前だ) この辛さと本醸造特有のアルコールがつんとたつ酒ならば・・・チョコレートを合わせてみたい![exclamation×2] 

後日プラリネ入りのミルクチョコレートを食べながら味わってみた。 お~いし~!![黒ハート] ウィスキーボンボンならぬ日本酒ボンボンのようにカカオの香りが口の中でふわっと香る! 以前、日本酒講座でつまみによくチョコレートが登場していたので、一ノ蔵無鑑査辛口との相性が特によかったのを思い出した。 

みなさんも、塩竈を訪れたら運が良ければこのお酒と出会えるかもしれない。

最後にお酒プロフ。 本醸造生貯蔵酒 しおがま (麹屋酒造店) 米、米麹、醸造アルコール 精米歩合:65% アル15-16% 日本酒度は不明 筆者のべろメーターでは+7~8の辛さだった。(^_^;)

文責:shimainko 

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