こんなお酒を飲んだ~阿部勘KAERU@Sweet + 港町ならではのおかず♪の巻 [日本酒]

このところめっきり寒くなった[水瓶座] このブログを書いている日は日本中が台風26号の恐怖におびえて軒並み交通機関がマヒしていた。[台風] 被害にあわれた皆様にお見舞い申し上げます。 空気も台風を境にひんやり…(>_<)

勤務帰りにおいしいお酒が飲みたくなった。 台風も過ぎ去り、塩竈の町は夕方しんと静まり返っていた。 水曜日定休の店も多い中、なじみの酒屋のひとつ、「門脇酒店」さんにふらふら・・・[次項有] 

気になるお酒がいくつか冷蔵ケースの中にある中、「げろげ~ろ」と筆者を呼ぶ視線の先にあるものは・・・ 阿部勘のカエル! シックなラベルカラーが墨絵風のカエルを際立たせている。 「古池や蛙飛び込む水の音」 そう、今まさに水溜りに飛び込もうとするカエルである。[あせあせ(飛び散る汗)]

レジのご主人は「おすすめ」と太鼓判を押した。 「極甘なんだけど、(アルコールを)14度まで上げてあるので、すっきりした味です」 そ~か~! カエルの事は別記事で貴醸酒(きじょうしゅ)である、と知っていた。 筆者、貴醸酒はこれまで一ノ蔵のAgain(あがいん)、旭興の百を飲んだことがある。 どれも味わい深い。 阿部勘の味わいはどうだろうか?

ここで、貴醸酒について・・・ 海外のお客様を招いて日本酒で乾杯するために国税庁醸造試験所で佐藤博士らによって1973年に開発されたお酒とのこと。 割と歴史は新しい。 「貴」という字からワインなら高級酒の貴腐ブドウを連想させる。 命名されたのも、高級酒のイメージでつけられたらしい。 
製造方法について普通の清酒は初添え、仲添え、留添えという「三段仕込み」で醸されるが、貴醸酒は留添え時に使う仕込み水の代わりに清酒を使う。 酒で醸すため酵母のアルコール発酵がゆっくり進み、濃厚なとろりとした味わいの酒に仕上がるという。 貴腐ワインの甘みと貴醸酒の甘み成分はどちらもグリセリンとのこと。 共通点も多い。 バンザイ!日本酒。

実は筆者久々の日本酒。 待ちに待った開栓! あ~心地よい甘さ~[黒ハート] しかししつこくなく後味が軽い。 これはまた自分の中での銘酒!となるであろう。 


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肴は生食用ベビーホタテをにんにく・エキストラバージンオリーブオイル、スパイス、ハーブと共にこのKAERUでフランベ!(はしなかった。危険なので) 港町・塩竃の地で醸した日本酒界のニューウェーブ!そんな言葉が脳裏をかすめた。

さて、同じ日。 筆者宅では海の幸の御馳走が一品、夕飯後に作られていた。 
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わかめの茎。 皆さんは食したことがあるだろうか。 海沿いの町の小さな魚屋などでよく見かける茎。 安価で生姜醤油で煮つけるとこれが美味い! ご飯のお供やもちろん日本酒にも合う合う よし、明日はKAERUと一緒に食べてみよう ちなみにわかめの本場、牡鹿半島産である。 塩竈の市場や七ヶ浜周辺の魚屋などでも売られている。

そして、七ヶ浜の秋~初冬に向かって自慢したいグルメ、ぼっけ汁を紹介したい。 ぼっけとは「ケムシカジカ」といい、見た目はオコゼのようでグロテスクだが、身が淡泊、卵が濃厚な味わいで我が町に来町されたならぜひ味わって頂きたい一品である。 
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写真は先週、筆者宅で今季初のボッケ汁を調理したときのもの。 卵のプチプチ感がお酒を呼ぶ。 七ヶ浜のボッケと収穫祭は11月10日午前9時より七ヶ浜町役場で開催される。 試食は2000食限定なので食べてみたいという方は是非来町されたし。

最後に阿部勘KAERUのプロフ
阿部勘 KAERU@Sweet (カエル スィート) 使用米・精米歩合(非公開) アル:14% 日本酒度:-29 酸度:1.8 

文責:shimainko
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