仙台・お酒のBIG イベント~純米酒BARと仙台日本酒フェスト [日本酒]

暑い暑いと騒いでいた日々も、さすがに9月の声を聞くと風が涼しい。 各蔵が「ひやおろし」を続々と出荷している中、宮城の日本酒ファンの心をくすぐるイベントに出かけてきた。

~純米酒BAR~
仙台の恒例の秋のイベント、「定禅寺ストリートジャズフェスティバル」開催中、錦町公園会場に開店! 開催2日目はあいにくの雨・・・・[雨]しかしながら熱き日本酒ファンは開店を今か今かと待ちわびすでに行列。
DSC_0078.jpg


恒例の先着50名までに好きなお酒を3つまで選べる「利き酒セット」が一つおまけの4種のお酒という、うれしい計らい![黒ハート][黒ハート]

同行の酒友らとお互いに試飲すべく、なるべくかぶらないようにチョイス。 
DSC_0080.jpg

筆者の選んだお酒は・・・
1.阿部勘 純米吟醸 山田錦  2.澤乃泉 純米大吟醸 つや姫  3.浦霞 純米蔵の華芳香純米辛口 4.天上夢幻 蔵の華 純米吟醸    いや~幸せです!  昼日中からこんな贅沢なお酒を頂けるとは! 雨もひどくなって服がぬれてもなんのその!楽しい酒仲間とワイのワイの言いながら自然に顔がほころぶというもの。 

お酒のプロフは詳しくはわからぬが、個人的にはこの中では浦霞が飲みやすい。 というのも、他の3種は精米歩合の高い純米吟醸以上。 さらっとして飲みやすいがコメの味をぐいぐい押してくるのはこの芳香純米だ。 腹ごしらえのカレーパンと酒。 何ともミスマッチだが[あせあせ(飛び散る汗)]揚げ物に合うことを発見してしまった。 各蔵から飛び入りで蔵人さんによるお酒の紹介があるが、筆者がいた時間帯には浦霞さんが登場。 芳香純米は塩竈市、多賀城市、七ヶ浜町中心に販売しているという、通なお酒だ。 

~仙台日本酒フェスト~
我々、酒友「いつもの面々」は純米酒バーから至近距離で行われているもう一つイベント、「仙台日本酒フェスト」に向かった。第1部正午スタートの会は遠くから来る客にはうれしい時間帯だ。

昨年から開催の東仙台の「酒のかわしま」さん主催のイベントには、大勢の日本酒ファンが訪れる。 昨年全部回りきれなかったが、果たして今年はどうか…!

DSC_0081.jpg

今年は、去年飲めなかった蔵をできればまわりたいものである。 手始めは秋田県齋彌酒造店の「雪の茅舎」ここの秘伝山廃純米吟醸は、先週東京ビッグサイトで行われた「日本全国美酒鑑評会」の来場者による投票で見事2位を獲得した。 そのお酒が目の前にあったので、迷わず突進。  口に含みそのフレッシュさにびっくり[exclamation] 飲んだ後に「山廃」とわかる、なんと格調の高い。 程よい酸味も私好みだぁ[ー(長音記号1)]

お次は長野県仙醸の「こんな夜に…」素敵な名前だ~。 ラベルもおしゃれ! 5種類出品の中から酸が最も高い「満月」純米大吟醸生を選ぶ。 ん~さすが! 特別のお祝いごとに飲みたくなるお酒だ。

福島県白井酒造店の「風が吹く」 ここは山廃を主に作っている蔵。「純米吟醸生しずく採り」なんて名前からして美味しそうである。 

・・・ここで、山廃ばかり飲んでしまってはいかん、と思ったが飲みたいものを求めて足は自然と隣の「花陽浴」へ。 埼玉県の南陽醸造。 去年飲んで、ファンになってしまったお酒。 ラベルも、赤、ピンクと乙女心満載! 「雄町」の文字を見てこれは外せない、と思い結局2種類も飲むことになった。 びっくりしたのは赤いラベルの山田錦 純米吟醸 ひやおろし。 舌にねっとりとからみつくようなとろっとした味わいのお酒。 なに~これ~!! おいしすぎる!!「袋吊瓶囲雫酒」と瓶に書いてありなるほど。 袋からたら~りたらりとお酒が滴り落ちるのが見えるようである。 これ、つまみいらないわ~。 しかしながら、つまみもないと胃が大変なことになる。 蔵提供の仕込み水と、各所に用意してあるおつまみをちょっとずつつまみながら自分のペースで飲む。 

DSC_0091.jpg

静岡の佐野製麺さんから、海鮮イカスミ焼きそば試食。 あ~もっと食べたいんだけど(;O;)

我が酒友、愛好会のS嬢・I氏・H氏、日本酒講座OBのO嬢からなる、「いつもの面々」もお気に入りの酒と求めて単独行動をとり始めた。 再び合流したのは去年蔵見学でお世話になった、宮城県 萩野酒造さんのブース前。 ここで、一言ごあいさつ。(^_^)/ 去年愛好会一同を驚愕させた、あの大吟醸斗瓶取りもしっかり鎮座していた。  今年はワインのような乙女なルックスのお酒(それでも純米大吟醸生!)も登場。 澱がかっていてプチプチとしたガスが心地よいわ~。

やっぱり、今年も全部回れなかった。[あせあせ(飛び散る汗)] 日本酒はし好品。 体に良い量まででやめておくのが賢明、と後ろ髪をひかれる思いで2時間半、十分に堪能した。 最期はやっぱり、雄町を使ったお酒で締めた。 
三重県は元坂酒造の「酒屋 八兵衛」 雄町山廃純米。 私らしい締めではないか。

最後に素晴らしい、お酒イベントを主催して頂いた「宮城純米酒サポーターズ倶楽部」さん、「酒のかわしま」さんにありがとうの気持ちを送りたい。
筆者が飲んだお酒の写真とプロフは以下に記載した。
DSC_0092new0.jpg

左から、雪の茅舎 秘伝山廃純米吟醸 米:山田錦・秋田酒こまち 精米歩合:45% 日本酒度±0 酸度1.8
こんな夜に・・・・(長野) 「満月」純米大吟醸生 米:ひとごこち 精米歩合:40% 日本酒度:-4 酸度2.3
風が吹く (福島) 山廃純米吟醸生しずく採り 米:五百万石 精米歩合:50% 日本酒度:+1 酸度:1.7
花陽浴 (埼玉) 「雄町」純米吟醸 米:雄町 精米歩合:55%
花陽浴 純米吟醸 ひやおろし 米:山田錦 精米歩合:55% 袋吊瓶囲雫酒
越前岬 「6号」 純米生原酒 (福井) 米:五百万石 精米歩合:60% 日本酒度:+3 酸度1.8


DSC_0096new0.jpg

左から、各蔵による仕込み水。
萩の鶴 「試験醸造酒」 純米大吟醸 生原酒 米:五百万石 精米歩合:50% 日本酒度:-15 酸度:3.0
萩の鶴 大吟醸斗瓶取り (宮城) 米:山田錦 精米歩合:40% 日本酒度+3 酸度:1.2
達磨正宗 (岐阜) 純米ひやおろし 米:雄山錦・日本晴 精米歩合:75% 日本酒度:-20 酸度:2.8
「巳年限定ブレンド」 米:日本晴 精米歩合:70% 日本酒度:-4 酸度:2.0
*古酒で有名な蔵。紹興酒のような味わいがいい。


DSC_0103new1.jpg

左から、旭興 (栃木) 「百」 貴醸酒 米:ひとごこち 精米歩合:60% 日本酒度:-87 酸度:4.2
*まるで焼酎のようなルックスだが、極甘の「貴醸酒」。ぜんぜんしつこくない。
七本鎗 (滋賀) 「渡船」純米大吟醸 米:渡船 精米歩合:50% 日本酒度:+5 酸度:1.7
*渡船はいやでは珍しい、歴史の古い酒米だそうである。
黄金澤 (宮城) eternal gold 山廃純米 米:ひとめぼれ 精米歩合:60% 日本酒度:+1 酸度:1.5
*主催者、酒のかわしまさんの限定ブランド、エターナルシリーズ。
鯨波 (岐阜) 純米吟醸ひやおろし 米:ひだほまれ 精米歩合:50% 日本酒度:±0 酸度:1.6
酒屋八兵衛 (三重) 「雄町」山廃純米 米:雄町 精米歩合:50% 日本酒度:+2 酸度:1.6

今回も長い文章にお付き合いいただき、ありがとうございます。m(__)m
文責:shimainko
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:グルメ・料理

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

Facebook コメント

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。