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2014愛好会酒蔵巡りの旅~気仙沼&一関 一関編 [旅行記]

二日目~。

窓を開けると、うっ! 雪だ~。 [雪]行程に遅れは出てはいかん、ということで早めにホテルを出る。[バス]

一関まで1時間半。 さっそく強者どもは朝の宴会を楽しんでいた。 昨夜も各自の部屋で「2次会」が遅くまで行われていたそうだ。

早めに岩手県一関市に到着。 初めの目的地、「関山」両磐酒造さんに向かう。 
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社長さんは所要があるということでご挨拶もそこそこに、杜氏の高橋さんが出迎えてくれた。 
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南部訛りが暖かい感じを与えてくれる。 

筆者、訛りには慣れているのだが、仙台弁とはまた違うのでとぎどぎなぬいってっかわがんねどぎあってただうなづいったんだげっと、なんとな~ぐわがったようなわがんねようなかんじだな~ 失礼!(訳:時々何言っているかわからない時があって、ただうなづいていたのだが、なんとなくわかったようなわからないような感じです。)

ここ、関山はとにかく広い!
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近代的な工場というのではなく、昔々の建物が今に残っている骨董品のようなお酒を醸(つく)る道具がたくさん残っていた…
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麹室は3つあるという説明にひぇ~っ。 昭和40年代の四角い仕込みタンクにまたひぇ~
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中でかくれんぼもできるな…
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お土産も頂きました!
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そして最後の目的地、世嬉の一。 
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バスで5~10分ほどの至近距離にある。 蔵では初めての蔵祭り開催中、ということで、けっこうな賑わいを見せていた。 
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ここで各自別行動。 集合場所に決めたのは玄関入ってすぐのカフェのような空間。
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あら~、ピアノもあってなんかいい雰囲気~。 ここで浅沼先生にピアノのそばに立っていただいた。 

「こうちょうせんせい、こんにちは」 って雰囲気だな。
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続きの売店で佐藤社長に遭遇。 
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蔵見学はお祭りということで見学のアポは取っていなかったが、ラッキー。 にこやかにポーズを取っていただいた。

敷地は広く、酒の民俗博物館やビール工場も併設されているのだが、浅沼先生の組について行った筆者は試飲ばかりしててほとんど何も見ていない…(^_^;) 

一関と言えばお餅の膳で有名なので機会があればぜひ食べて見られたし。 もちチーズフォンデュおいしかった・・・ 酒の写真ばかりで料理の写真なし・・・
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旅の計画が決まるまでドキドキだったが無事帰りの途についてほっ・・・[いい気分(温泉)] 

今回も楽しい旅をありがとうってことで、次回のお酒は花見だな![かわいい] という声が出ている。 我が会の花見は花がないのが特徴だが…

最後に行く先々でお世話になった各蔵の皆様、ホテルの方々、ドライバーのH氏、一緒にプランニングに協力してくれたS氏、S嬢、A氏、H氏に深く御礼申し上げます。
終わり!

文責:shimainko


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2014愛好会酒蔵巡りの旅~気仙沼&一関 気仙沼編 [旅行記]

またまたブログの更新が滞ってしまった…m(__)m 平にご容赦を。

さて、一昨年の蔵巡りから会員がそれぞれ多忙なこともあり、なかなか決まらなかった蔵めぐりがここでやっと実行に移されることになった。 場所は気仙沼と一ノ関。 実は前回、顧問の浅沼先生のご縁で気仙沼の伏見男山さんからご招待を受けていた。

なかなか話が進まないので、このように会員メンバーが集まって秘密の会議…[パスワード]
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なんとか当日まで話をまとめ、いざ出発!

バスの運転手は「みんなの飲んでる様子や酒の話を聞きながら運転するのが好き」というH氏。 よくもまあ、我慢がきくことよ。ありがたいこっちゃ~ ということで車内は早速一本目が開封される。 目的地のひとつ伏見男山さんの蒼天伝。 
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蔵の華100%使用の純米酒 精米歩合:60% アル16% 日本酒度+1 酸度:1.6
 

そして、おっと出ました1升瓶。 一昨年蔵めぐりでお邪魔した萩野酒造さんの日輪田 蔵の華 山廃純米酒
精米歩合:60% アル16% うすにごりでいとおかし。 炭酸がプチプチと口中に残る。
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参加者の方も「冷蔵庫に入れてください」栗原市限定の一ノ蔵の1升瓶が飛びだした・・・ おいおい・・・いったいこの面々は到着まで何本開けるのだ~! 冷蔵庫の中には新澤醸造店の紅茶酒も垣間見えた… (両方とも写真撮ってないので失礼しました…)

途中ナビがあらぬ方向を指して道に迷うというハプニングもあったが、[ー(長音記号2)]何とか昼食場所に1時間遅れで到着。[バス]

昼食後、バスを宿泊先の駐車場に置いて徒歩で始めの目的地、金紋両国・角星さんに向かう。
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始めに事務室に通され、斉藤社長から蔵の概要、お酒の事、そして震災時の事などが語られた。 街を歩いて感じたことは、七ヶ浜もそうだが殺風景なコンクリートの基礎が多く残る姿に、「ここにかつては建物がびっしり立っていたのだ」と胸が詰まる思いだった。

薄暗い蔵の中を手探りで歩くように斉藤社長の案内で蔵を一周。 
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そして試飲。
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金紋両国 別格 特別本醸造酒 精米:60% アル:15-16% 日本酒度+3 酸度:1.3 海の蔵なんだけど、味わい深く感じた。

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金紋両国 船尾灯(ともしび) 特別純米酒 精米:60% アル:15-16% 日本酒度+3 酸度:1.3 さっぱりぎみだが2回目・3回目と手が伸びるお酒[黒ハート] 燗につけてもおいしいそうなので、筆者のお土産はこれに決定。 震災後に作られたお酒とあって「まげねっちゃ」とお酒が語っていた気がした。

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金紋両国 船尾灯(ともしび) 特別純米酒 無濾過原酒 プロフ見るの忘れた。 原酒なのでアルコール17%だったと思う。 うっすらと黄みがかってこれもいいわ~。 

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金紋両国 別格純米酒 まなむすめ使用 精米:55% アル:15-16% 日本酒度:+3 酸度:1.5 すっきり感増す。 気仙沼の魚と一緒に楽しみたい。

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金紋両国 喜祥(きしょう) 大吟醸酒 山田錦使用 精米:50% アル:15-16% 日本酒度:+3 酸度:1.4
香りがふわっと立つ! おいし~! さすが大吟醸である。

参加者さんと斉藤社長の話も弾み、お名残惜しいがここで次の目的地、伏見男山に向かう。
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こちらの柏杜氏さんは一ノ蔵とは縁のある方。 浅沼先生の後輩でもある。
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事務所に使っていた建物は津波で被害を受けたが、文化庁の支援で修復中だった。
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杜氏さんのお話では、震災の中で、お酒を出荷することがいいのか迷ったが、数少ない製造業である蔵が操業を止めたら、気仙沼の灯が消えてしまう、という社長さんの声に あの時は悩んだが、今はこれが正しかったと思う。のお話がとても印象的だった。

蔵の中はお片付け中。 その中でも忍者屋敷のような隠し扉や
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入って5分も立つとガスで息苦しい仕込み室などご案内いただいた。
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お忙しい中ご案内いただきありがとうございました~! 

徒歩でまたホテルに向かう。 宿泊先の気仙沼プラザホテルから見た海。

海が迫ってくるようだ。
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お決まりの宴会。 「御一行様」一同。 
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お食事もおいしかった。 
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男性参加者の部屋では夜遅くまで宴会が続いていたようである^_^; 肝臓様々お大事に[ー(長音記号1)]

・・・ということで翌日へ続く。

文責:shimainko

*先程、文中の中の一ノ蔵のお酒について、「大崎市限定」と書きましたが、正しくは栗原市限定のお酒です。写真がないので失礼しました。 文中は訂正済みですので、あしからず・・・・
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JR小さな旅~大崎のおいしい物丸ごと頂き!&宮寒梅見学 [旅行記]

宮城にも遅い春がやっと到来し、おでかけにちょうど良い季節となった[るんるん]。 折しも、「宮城・仙台デスティネーションキャンペーン」中、おいしい物を探すアンテナはぴくぴく…[雷]と激しく動く。 酒がらみとあらば尚のこと。


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毎回いい企画を考えてくれるJR小さな旅(通称:ちい旅)の春の企画で大崎の大豆を使った「豆腐づくり体験」と宮寒梅見学とあらば、参加するしかない!

宮寒梅は我が愛好会S嬢の愛飲蔵。 例によって愛好会からはI氏、S嬢、筆者の3名+仙台蔵の会会員のT氏、同会員で日本のお酒講座のOB、O嬢といつもの面々。 あら…この5人の共通点は「仙台蔵の会会員」(いつの間にか筆者も会員なのだそうだ[わーい(嬉しい顔)]


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集合場所の西古川駅には「スーパーリゾートみのり」で向かった。[電車]通常は通過駅なのだが、さすがJRさん。 ちい旅の為に停車しちゃったよ(^_^;)

始めの目的地、農村改善センターまで徒歩で向かう。 宮城の特産大豆、ミヤギシロメを使った豆腐はお高い!そしておいしい! 指導頂いた農家のお母さん方は、ツアー人数の多さ(30名ほど)と時間の制約でほとんどの工程を我々の到着前に済ませていた。 
したがって、見学のみ・・・[あせあせ(飛び散る汗)]


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にがりを加えて15分、おぼろ豆腐状態になった液体を型に流し込み、重しをかける。


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朝に仕込んでいた豆腐はずっしりと重い昔ながらの木綿豆腐。



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ミヤギシロメは大豆のへたの部分が白い。 おからも真っ白。 酒粕みたいじゅるっ[exclamation]



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奥の方では味噌作り。 大豆を蒸して冷ましているところ。この蒸し豆がまたうまいのよ~!!

ひとりづつ大き目の豆腐1丁とおからをお土産に頂き、隣の昼食会場へ…



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大崎のおいしいものがいっぱい詰まった味もよい食事。 豆腐、自家製漬物、キノコ汁と・・・・

「お酒飲む人~?」 はぁ~い!! 返事はもちろん我が酒友どもから。 



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寒梅酒造 純米酒 鶯咲(おうさき) 精米歩合:65% アル:15-16% 一升瓶がド~ンとテーブルに置かれ、それぞれ呑みたい人のところに一杯づつ…  我が会員たちはおかわりで3~4杯。 はじめ1/3ほど残っていたお酒は全部我々が平らげた!

このお酒、Kappoのイベントで飲んだお酒、大崎市限定だそうだ。 しゃれた名前のお酒。 本日の販売はこのお酒と言うことで各自注文。 精米歩合65%でおコメの旨味がぎゅっと詰まって、まさに晩酌用。 ちょっと早い父の日のギフトに購入。 



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そして主催者さん側でうれしいデザートの提供。 宮寒梅の大吟醸粕を使ったチーズケーキ。 地元のお菓子屋さんが作ってるそうで非売品。 おいし~。これ売れると思うけどな~。

昼食後田んぼのあぜ道をひたすら歩く[たらーっ(汗)]、30分くらい? ちょうど良い食後の運動と酔い覚ましのあと、寒梅酒造店に到着。



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なつかしい宮寒梅・・・ 日本のお酒講座番外編でお邪魔したのは震災前。 地震で蔵が壊れて建て替えたと聞いたが、面影が残る…



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宮寒梅は日本三寒梅の中の一つと言われ、小さな蔵ながら地元に密着したおいしい酒を醸している。 使用しているお米は全て地元の米と言うこだわりである。 お米の貯蔵している倉庫も見せて頂いたが、蔵の華のほか愛国、ひよりなどあまり聞かない酒造好適米が眠っていた。

酒造りは時期的にほぼ終わっていて、酒母室なんかは物置になっていたがまだそこはかとなく酒の香りがする…



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こちらは仕込み室。


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もちろん試飲もあり。 -7度の冷蔵庫で貯蔵されたサンプル酒#4,5,6,7という、他では飲めないお酒だという。 #6は注いだ時にとろりとした感じで凄みを感じた。 詳しい説明がなかったのは残念だが、4は甘みがあって味が濃い、5はすっきりだけども2杯目が欲しくなる飲みあきない酒。 6はとろっとして7は一番辛かった。
ナゾの酒―それしか言いようがないわ。

名残惜しいお酒を後に帰路につく。 予定では解散4時だったが、駅に着いたのは予定より1時間以上も早く到着、早めの帰宅となった。

体験よりは見学が主の今回の旅。 お腹いっぱいに満喫! みなさんも、宮城のおいしい旅にぜひ出かけてほしい!

最後に寒梅酒造のサイトはこちらをクリック。

文責:shimainko
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春の塩竈ミニツアー~かまぼこ試食・工場見学の巻 [旅行記]

久々に舌においしいお話。 宮城にも遅い春がやってきた。 この記事を書く数日前に仙台の桜開花宣言が出された。 長~い冬が終わって、心地よい行楽の春がやってきたのである。[かわいい]

本業の英会話教室では、年に4回ほど県内在住の外国人の方と共に市内を巡って見聞を広めるツアーを企画している。 いつかは塩竈の基幹産業であるかまぼこ工場を巡ってみたいものだと、思っていたところに運よく塩竈市が企画の「かまぼこ工場見学ツアー」のお知らせが…! 

教室の生徒さんたちに一緒に行かないか、と誘ったところ年度初めでいろいろ行事が重なり全員不参加。 知り合いと通して紹介されたベトナムの方に、事情を話したらそれでも是非行きたい、とのことで彼女をツアーにご招待することになった。

外国の方にはかまぼこってなじみがないだろう、聞いてみたら魚をたたいたものを油で揚げたのがあるという。 まさに揚げカマだ。

ツアー参加者は定員いっぱいの15名。ほとんどが市外からの参加者。 筆者は七ヶ浜在住のためかまぼこは幼少のころから食べなれている。 町内からも各かまぼこ工場のパート従業員送迎バスが行きかうのを見てきたので、重要な働く場を提供していると言えよう。

集合場所の駅前の塩竈物産案内所から徒歩で出発。 5分ほど歩いて増友商店に到着。 ガイドの市役所の方が途中、市内に押し寄せた津波のことについて話した。 このお店も1m強の水をかぶった。

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増友商店も中をリニューアル。 創業当時の写真を大写しにしたガラスの中から笹かまの焼いている様子が見えるという、なかなか粋な作り。 試食の笹かまぼこ「塩竃桜」は特産の藻塩、卵白、酒、すけそうだらとぐちの魚肉を使用、焼きたてはぷりぷりして美味しかった。[るんるん] (ので試食かまぼこの写真は忘れてしまった!) ん~お酒がほしい! 結局酒だわ。

2軒目は10分ほど歩き、カネコ橋沼商店へ。 沿岸部に立つ商店・工場の周りはまだ津波の痕が残り、殺伐とした感じがする。 こちらはミニ笹かまぼこの試食とパック詰め3個を頂いた。 玄関の巨大な笹かまのオブジェがおいしそう。[揺れるハート]
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3軒目はやはり5分ほど歩き、元祖おとうふかまぼこの直江商店へ。 見た目はんぺんのようなかまぼこだが、大豆たんぱくと玉ねぎのみじん切りをたくさん加えて油で揚げたもの。 不思議と色が真っ白でホントに豆腐のようである。 直営店ではお好み焼き風、筍入りなど種類は豊富。
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最後の目的地、蒲鉾の水野の直営店まで20分ほど歩く。 ウォーキングツアーも兼ねているので、試食でおなかがいっぱいでも、よい運動だ。 駅に近い商店でミニ揚げカマのセットを頂いた。 ここは揚げカマで有名なところである。 油も色が変わる前に取り換える、ということでこだわりがある。
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お昼過ぎに解散。 改めて身近な産業を見る機会があって、勉強になった。 まさに「大人の社会科見学」 おいしいかまぼこも食べられて、これで酒があれば…ということだが、市では6月初めに浦霞と阿部勘の酒蔵巡りツアーを企画しているそうなので、こちらも興味深いところ。

さて、次回は愛好会の「観桜会」ルポ。 4月27日多賀城市桜木の鳥善で午後6時のスタート。 新たに参加したい方は半年分会費3000円とお料理代3150円が必要となる。 参加希望は20日まで受け付け。 お酒の勉強を楽しみながらいろんなお酒を飲みたい方大~歓~迎[グッド(上向き矢印)] 

最後に、購入したおとうふかまぼこと工場でもらったプレゼントの写真。 
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文責:shimainko


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愛好会蔵めぐりツアーその2 宮城後編 [旅行記]

 道路をひた走る、一行のバス。[バス] 次の金の井酒造のお約束時間は午後3時。 愛好会の名運転手H氏の安全運転によって、時間より30分早く栗原市一迫町内へ入ることができました。

 前回のブログで「登米市」と書きましたが、ご指摘を受け訂正です。すみません! 筆者の地理オンチを平にご容赦を[もうやだ~(悲しい顔)]

 先に一ノ蔵の金龍蔵を回ろう、ということで金の井さんには約束時間を3時半にずらしていただくことに…再度すみません…[あせあせ(飛び散る汗)]

 一ノ蔵金龍蔵は昔ながらの建物が敷地内に点在する、どこか懐かしい雰囲気… 
昨年一ノ蔵を退職された先生も、「懐かしい」を連発していました。

 これなんか、「まんが日本昔話」に出てきそうなお蔵でしょ?
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 仕込み蔵の入口で金龍蔵の杜氏の照井氏、本社蔵杜氏の門脇氏がお出迎え。
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 照井さんは「おじいちゃん」のような穏やかな口調で、醸すお酒もお人柄を表すのだろうなぁ・・と勝手に想像してました(^^)

 短い時間でしたが蔵の中を丁寧に案内して頂けました[わーい(嬉しい顔)] 

 水に漬けられた(浸漬)お米。 真珠のようにきれい。
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何とも言えないいい香りの醪。

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 浦霞でも見た泡もこもこの醪。 張り紙に11月18日の文字。 ということは6日目? お酒は金龍になります。
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 麹室の中にも案内されて、おふとんがかけられた麹。温度計は30度。
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 手間暇をかけたお仕事から金龍のような銘酒が生まれるのですね~

 最期に売店で試飲&お買いもの。 江戸時代の店先のようなたたずまいの建物。 いい雰囲気じゃぁありませんか~
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 試飲の金龍(写真がなくてスミマセン)純米吟醸。どこかほのかな甘さが感じられて、ウマ~イ[黒ハート]
本社蔵のとはまた違う味わいです。 もう一つは「栗原の米で仕込んだ特別純米酒」お土産に買ったのでプロフィールは下記に。 飲みあきないお味。

 なごりおしつつ、時間が迫る! 最期の目的地「綿屋」醸造元、金の井酒造へ! といっても、徒歩5分ほどの近さ! ご近所さんだわ(・_・;)

 蔵の駐車場ではセミナーでもお世話になった、関東氏がお出迎えしてくれました。  
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 栗原市は実は昨年の震災では震度7を記録したところ。 あちこちといたんだ蔵が痛々しい・・・[もうやだ~(悲しい顔)] きけば、あの揺れを経験してからというもの、震度3くらいでは何ともなくなったとのこと。 確かに、津波を経験した私達七ヶ浜の人たちも3の揺れでは「あら、地震?」てなもんですわ。

 綿屋さんのお酒造りは小さいながらもバリエーションが豊か。

 木蓋を開けるとフルーツのような芳香。 いいにほひ[黒ハート] 
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まるでパンだねみたい。

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大吟醸などの高級酒を発酵させる部屋。

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 綿屋さんではタンクに貯蔵せず、瓶詰したものを火入れして冷蔵庫に貯蔵するそうです。 こちら冷蔵庫の一つ。 地震で崩れなかったのか不思議でしたが、当時は天井までお酒がぎっしり入ってたので、1本も割れずに済んだとか。
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 2階に案内された先に待っていたものは…
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きゃ~!!
すごいすごい!! 一同またまた驚愕の声。 瓶にお酒のプロフの紙を貼っただけのそっけなさが逆に「これはうまいぞ!」と言っているようではありませんか!

 いや~何から手つけよう? 傍らでは、またまたお預けを食らった運転手H氏が恨めしげな顔をしておりました[もうやだ~(悲しい顔)]
 では、試飲お酒のリスト。 
1.特別純米山田錦65%精米 アル15.4% 日本酒度+2 
2.特別純米山田錦60%精米 アル15.4% 日本酒度+9 
3.特別純米 院伝ひとめぼれ55%精米 アル15.5% 日本酒度+3
4.特別純米美山錦55%精米 アル15.5% 日本酒度+6 
5.特別純米門伝ひとめぼれ55%精米 アル15.4% 日本酒度+3
6.純米吟醸山田錦55%精米 アル15.5% 日本酒度+4
7.純米吟醸雄町55%精米 アル15.4% 日本酒度+5
8.純米吟醸佐藤農場産山田錦55% アル15.5% 日本酒度+4
9.純米大吟醸雄町50%精米 アル15.5% 日本酒度+1.5
10.純米大吟醸美山錦40%精米 アル16.5% 日本酒度+3.5
11.純米大吟醸黒澤米山田錦45%精米 アル15.5% 日本酒度-0.5
12.アペリティフ純米酒 ひとめぼれ55%精米 アル8.4% 日本酒度-52 -日本酒セミナーでも一部の人が飲んだ隠し酒。

 こんなに立て続けにいいお酒飲んだら、口が肥えてしょ~がない! 綿屋さんのお酒はとても繊細で、他銘柄と比べるとあまり目立たないのだけれど、やさしいお味で私、ファンになりました!

 宮城県は純米酒の比率が高く、結構県内のいろんなところでおいしいお酒が手に入りやすいので、ぜひ宮城のお酒楽しんでくださいね[黒ハート] 

 綿屋さんを後にして、一路七ヶ浜へ― なんとか、レンタカーの返却時間には間に合ったようです。 2日間大好きなお酒にお預けくらった運転手のH氏本当にありがとう[わーい(嬉しい顔)] 的確な解説で会員を奥深い日本酒の未知へ案内してくれた浅沼先生、単身赴任の中、旅程の段取りを取ってくれた事務局長のK氏お二人にもふかくお礼申し上げます。 

 日本酒バンザイ!宮城バンザイ![わーい(嬉しい顔)]

 最期に私の戦利品。 半分以上はお土産用。 たくさんの人にこのおいしさをわかってほしいので。
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左から:特別純米酒月の輪(岩手県産ぎんおとめ55%精米 アル15% 日本酒度+1) 月の輪もちっ娘(ヒメノモチ90%精米 アル15% 日本酒度-9) 綿屋純米吟醸雄町55(岡山県産雄町55%精米 アル15-16% 日本酒度+5) 特別純米酒綿屋黒(一迫産トヨニシキ55%精米 アル15-16% 日本酒度+4) 栗原の米で仕込んだ特別純米酒一ノ蔵金龍蔵仕込(ひとめぼれ60%精米 アル15-16%) 純米酒月の輪旨辛火入れ原酒(精米歩合65% アル18% 日本酒度+10) あさ開蔵出しブルーベリーそらへ(純米酒+ブルーベリー果汁 アル5-6%) あさ開純米大辛口水神(精米歩合70% アル16-17% 日本酒度+10)

 月の輪の特純本日開封。 うっすら黄みがかったお酒。 何とも言えない旨味がありました♪

 訪問した一ノ蔵金龍についてはこちらをクリック

 綿屋こと金の井酒造さんはHPありません。 あしからずです。

文責:shimainko

 

 



 
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愛好会蔵めぐりツアーその2 宮城前編 [旅行記]

 2日目―! いや~一日目も中身の濃~いツアーだったけど、二日目はそれに劣らず!でございます。 

 私と会員のS嬢は「宮城純米酒サポーター」。 どうしても宮城のお酒に肩入れしてしまふ・・・
 2日目の記事が書ききれないので、宮城 前編とさせていただきます。 

 台温泉の心地よいお湯にゆったりとつかりながら、朝から1杯ほろ酔い気分の顧問の先生…大丈夫かなぁ?(・_・;) 

 朝食は定番のものですが、夕食と同じ出汁の良いこと! 味噌汁がおいしい[黒ハート] 「朝ごはんはしっかりと食べる」を実践できた私達でした。
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 本日の予定は1時半萩野酒造。 と、ここで問題が。 萩野酒造から金の井と一ノ蔵金龍までは1時間の移動。 レンタカーを返す時間は塩竃に6時半。 間に合わない~!ということで、萩野さんにお願いして1時に早めてもらうことにしました。 すみません・・・(T_T)

 各蔵ではお酒造りが始まったばかり。 午前中は忙しくたいてい見学を受け付けるのは午後2時以降です。

 時間の空いた午前を観光に使うことにしました。 途中のえさし藤原の郷へGO!

 当日の気温は最低-0.8度。 宮城ではまだ最低7度ほどなので、寒いッたら仕方がない[雪]

 ここはNHKの大河ドラマのロケ地として有名なところ。今は平清盛です。 放送終了後取り壊す建物がリアルに迫ってました。

 奈良の平等院を思わせるミニチュア庭園や、平安時代の衣装を着る体験コーナーなど、気分は一気にHEIAN。 自前の衣装を着て楽しむコスプレのグループもいたので、後姿を取らせてもらいました。 かぐやひめか?
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 せっかくなので会員も狩衣や打掛、甲冑を着てはしゃいでました。 コスプレの写真は恥ずかしいので[ふらふら]全体写真をパチリ。
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 昼食後、いよいよ2日目の蔵めぐりスタート。 萩野酒造さんの若き8代目当主、佐藤曜平氏に出迎えを受けて蔵周りを案内されました。 私とS嬢は1年ぶりの訪問です。 前回は震災の影響で痛々しかった蔵を見学しましたが、今秋に新しい蔵ができたそうです。

 前の道路は旧奥州街道。 約徒歩1分の所には佐藤家の本家が代々ご当主の有壁本陣という建物があります。 宮城県の重要文化財に指定されていて、元は参勤交代の大名やお役人がはたごとして使用した建物。 残念ながら、昨年の震災で建物は修復中。 今後、中の一般公開もないだろうとのこと。
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 川にかかる紅葉なんかも江戸時代の雰囲気が残っていてなかなかイイ雰囲気です。
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 地震で蔵がこれだけ曲がってしまったのだ、と説明を受け改めて地震の恐ろしさを目の当たりにしました。
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 さて、蔵見学。 始めに古い蔵を案内されました。 まだお酒の香りがほんのりと残っていました。
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 こちらは麹室。 使われていませんが杉の香りが心地よい。 ここに布団を敷いて寝てみたい、とフラチな思いがよぎる筆者でした(~_~;)
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 新築の麹室はこちら。
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 新しい蔵はコンパクトで清潔な印象を受けました。

 新蔵の1室に案内された私達。 そう、試飲タイム。 佐藤さんは一升瓶からぐい飲みにお酒を注いで流しにすてて・・・あらあらもったいない。 これは「ともあらい」といって、 試飲の時は水では洗わないそうです。

 最初のお酒。 23BY萩の鶴 大吟醸斗瓶取り 山田錦精米40% アル 17% 日本酒度+3
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なんだこれは!!! 会員一同驚愕の表情。 うまい、うますぎる。 最初にこんな上等なお酒を飲んでしまったら、頭から離れられなくなる~! フルーツのような芳香。 甘さと旨味が一体化している。
聞けば一合2000円ぐらいするとか。 こんなの立て続けに飲んだら腰が抜けてしまいますわ…

 次々と並べられる一升瓶。 どれも上等な一品で全部で7種類、おかわりの会員もいましたねぇ…

 23BY 萩の鶴 純米大吟醸。 美山錦40%精米 アル16% 日本酒度+2 さっきのお酒が太陽[晴れ]ならこちらは月[三日月]といったところ。 華やかだけども落ち着いている。 あら、これ日本酒セミナー最終回で飲んだお酒かも。
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23BY 萩の鶴極上純米吟酒 蔵の華50%精米 アル15%日本酒度+3 いつも飲むのならこれぐらい?それでも上等のお酒。
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23BY 萩の鶴 手造り純米酒。ひとめぼれ60%精米 アル15% 日本酒度+3 これならば近くの酒屋さんでも手に入りやすい? 
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23BY 日輪田 雄町 山廃純米酒。 雄町65%精米 アル15% 日本酒度+4 山廃の好きな筆者にはこたえられません。 とはいえ酸味が程よくひね香があまりないので飲みやすかったです。
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23BY 日輪田 山田錦 純米酒。 山田錦65%精米 アル15% 日本酒度+3 「ひわた」は萩野さんのカジュアルラインです。 カジュアルと言っても決まった酒販店にしか置いていないなかなか手に入らないブランド。
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23BY 日輪田 雄町 純米吟醸原酒 雄町50%精米 アル16% 日本酒度+4 すっきりしてて旨味があります。 これもお気に入り。
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 萩野酒造さんには30分の予定が結局1時間お邪魔しました。 試飲できなかった会員の運転手H氏、ごめんっ!ごめんよ~!! 彼には匂いだけかがせて本当に気の毒でした・・・ 

 佐藤さんに見送られ、次の目的地の栗原市一迫の2つの蔵、金の井酒造と一ノ蔵金龍蔵にGo!

2つ蔵も密度濃くいきますので、次回のブログまでこうご期待!

 当日訪問の「えさし藤原の郷」と「萩野酒造」については下記の名前をクリックしてください。

 えさし藤原の郷
 萩野酒造

文責:shimainko
 
*このブログにて金龍蔵と金の井があるのは登米市と書きましたが、正しくは栗原市です。 間違い訂正しましたが、あらためてお詫びします。m(__)m



 
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愛好会蔵めぐりツアーその1 岩手編 [旅行記]

 日本のお酒講座~愛好会とお酒のことを勉強してきた私達。 ここらで、大掛かりに1泊旅行をしながら酒蔵巡りをしよう、!という話を前々から計画。 お酒造りのシーズンを迎えた晩秋に実施することになりました[るんるん]

 ルートは1日目に岩手の盛岡あさ開、紫波の月の輪酒造見学を経て花巻市の台温泉に宿泊。 2日目はお招きのあった宮城金成の萩野酒造、一迫の金の井酒造、できれば一ノ蔵金龍蔵とかなりタイトな行程。 酒蔵さんは午前中は仕込みで忙しいので、見学はどうしても午後に集中してしまいます[あせあせ(飛び散る汗)]

 一行は七ヶ浜を8時半に出発。 朝からお酒当てクイズなどをして早くもほろ酔い気分[わーい(嬉しい顔)]
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―誰も当たった人はいませんが、一ノ蔵の純米辛口が正解(^_^;)

 岩手までは道のり遠く、11時過ぎごろに盛岡のあさ開に到着。 晩秋らしく黄色の銀杏赤い鳥居のコントラストが美しいこと!
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 あさ開のお酒を醸す、昭和旭蔵を案内して頂いたのは高橋氏。 歯切れのいい説明でてきぱきと案内されました。 
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 どことなく、松山の一ノ蔵を思わせる建物。 顧問の浅沼先生がおっしゃるには一ノ蔵の今の蔵を立てるとき参考にしたのがあさ開とか。 なるほど、似ているわけだ。

 蔵見学ののち、別棟の売店兼多国籍レストランで朝食とお酒の試飲[黒ハート]

 なんと、あさ開にはビールの醸造施設があるそうです。 地ビールが飲める!! しかし私達は日本酒を味わいに来たので参考程度の試飲でした(^_^;) 

 あさ開は有名な酒蔵なので、売店も充実。 無料試飲・有料試飲といろいろあります。 

 ここらで試飲の感想。
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大吟醸南部伝承造り アル15-16% 日本酒度+4 精米歩合50%
ふわっと果実の香り。そして軽い。「おいしーね」 初っ端からこれだもの。

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南部盛岡の蔵出し原酒 日本酒度+2 アル19-20% 精米歩合65% ちょうど良いコクがあります。

 昼食と共に飲んだお酒。 浅沼先生のおごりです。
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十一代目源三屋 大吟醸 生原酒 精米歩合50% アル18-19% 濃いお味。 これだけでも飲めるお酒。

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純米大辛口 水神 日本酒度+10 アル16-17% 精米歩合70%  大辛口だけど、食事時にはぴったりです。

 お腹もいっぱいになったところで、紫波町の月の輪酒造に向かいます。 浅沼先生のおススメです。 数少ない女性杜氏の蔵で、雑誌などにたびたび取り上げられているとか。

 玄関は動物の置物に囲まれて、中は柔らかいセピアの光でおおわれていました。
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 杜氏は横沢裕子氏。 「好きだからお酒を造る」シンプルだけど、きりっとした姿勢はかっこいい。 特に男性会員は熱心に質問をしていました。
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 道路を挟んだ向かい側にある売店では、酒屋さんの作る米、米麹から作ったジェラートが何種類か並べられて酒屋さんのイメージではありません。 外にはリンゴのみがたわわに実り、酒蔵が柔らかく感じるのは女性の杜氏さんならではでしょうか。 写真が撮れませんでした。あしからずm(__)m

横沢さんを囲んで蔵の前で記念撮影。
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  あたりが暗くなったところで本日のお宿、台温泉 松田屋別館に到着。 昔ながらの温泉宿といった雰囲気を醸し出して、久しぶりの温泉にワクワクする私でした[いい気分(温泉)]

 お料理の出汁がきいていてどれもおいしい[黒ハート] これで1泊8000円はお安い[ぴかぴか(新しい)]

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 宴会も盛り上がり、翌日の蔵めぐりにこころを躍らせる一行でした。

 次回は、2日目の宮城編のレポート。 訪問した蔵の情報については下記の蔵の名前をクリックしてください。

あさ開
月の輪

文責:shimainko
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