七ヶ浜的年越し料理~さらば2012年 レシピ付きだよん! [食べ物]

 一ノ蔵のお酒カンパイで幕を開けた2012年ももうすぐ終わる。[end] みなさんの2012年はどのような一年だったろうか。
 今年最後の記事に何を書こうか迷っていたが、久々に地元料理ネタを取り上げたいと思う。

 我が家では毎年12月31日に夕食に食べるものがある。 それは「おくずかけ」と言われる郷土料理だ。 愛好会の面々に「おくずかけ」を果たして年越しから正月に食する物なのか訊ねたところ、「あだりめだっちゃ(訳:あたりまえだろ)」の答えが帰ってきた。 この「おくずかけ」は里芋を中心とした、野菜(仙台せり、ごぼう)にかまぼこ、豆腐を加えた具をすまし汁風に味をつけた汁を片栗粉でとろみをつけたものである。

 しかし、このおくずかけを自宅で作って食する家庭は今や少数派だと聞き、毎年、年越し料理を作るにあたって家族からいろいろ指図されるのが面倒だった、このマイナー料理を何かの形で残しておくのも大事だと思うようになった。

 さて、今回はレシピ付き。 分量が適当なのはご容赦あれ(^_^;) 
「おくずかけ」(4~5人分)中くらいの鍋 ①とろろ芋(長芋)は皮をむき、一口大に乱切りしたものをこぶと一緒に水から火にかける。水はかぶるくらい。 同時にあくを抜いたごぼうの千切り、水に戻した干しシイタケ、高野豆腐を鍋に入れる。 ②沸騰する前に昆布は取り出す。 鶏肉を一口大に切ったものを加え、火が通るまで煮る。③酒と薄口しょうゆをそれぞれお玉1加え味を調える。しょうが1かけのしぼり汁も加える。 ④なるとの薄切りを加え、片栗こ大さじ1を水50ccでといたものでとろみをつける。 ⑤せりを散らしてできあがり。
おくずかけ.jpg


 我が家の年越しはこのおくずかけを代々作ってきた。 これに今年は尾長まぐろのとろろかけ、赤魚煮つけ、数の子と青豆の和え物、大豆もやしのナムル、亘理産仙台いちごを神棚と外の氏神様にお供えしてから夕飯の開始となる。
年越し神前用.jpg


 さて、年越しなので酒は欠かせない。 今回は先日購入した浦霞のゆず酒を開封! 酒のプロフは以前のブログで書いた通り。 これに、ずわいがにが食卓に並んだ。 カニ―柑橘とあうではないか! と利き猪口(萩の鶴さんありがと!)の中のゆず酒をカニにディップ! あら~!! ゆずの苦みがない、カニの生くささもない!お上品~!! 
酒本体の味は気仙沼大島産のゆずの本格的な果汁のうまさが感じられ、ほんのりとした苦味がある。 しかし甘い。日本酒度でいえばもちろんマイナス(甘口) いろんな食材と合わせても面白いだろう。デザート的お酒。
ゆず酒.jpg


 ここで、父がレンジでチン!してた酒を盗み酒。(^^) 11月の蔵めぐりで購入の綿屋の純米酒。一迫産のトヨニシキ使用。 まぁ~繊細なお米の味が出ている! 綿屋さんは小さい酒蔵ならではのきめの細かい酒造りをしていて、種類も多い。父よ、レンジでチン!はなかろうに…
綿屋純米.jpg


 綿屋のくわしいプロフも以前のブログに書いたので参照されたし。

 さて、2012年もいよいよ終わりを迎え、ブログをお読みいただいた皆様に深く感謝!するとともに、ますます日本酒がメジャーなお酒になるように、よさを来年も伝えていきたい。

 次回は新年第一回。 塩竈の一ノ蔵勝来蔵跡での新春初蔵出しと神社参拝レポート。 みなさま、よいお年を!
文責:shimainko
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